会長挨拶

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全日本医師剣道連盟

会長 大祢 廣伸

  

 

平成29年4月に開催されました第52回全日本医師剣道連盟高知大会幹事会に於きまして、連盟会長鏡山博行先生よりご推挙を賜り当連盟会長に就任致しました。元より浅学非才の身であり、身の引き締まる思いでございます。

私は団塊の世代と評される1947年(昭和22年)生まれで、5人兄弟の4番目です。父大祢一郎より剣道の手解きを受けました。父の剣道信条は「毎日稽古」でした。不肖私の座右の銘は「生かせ いのち」ですが、これは真言宗の教えです。人の一生を大宇宙の営みの一貫として捉えています。私達は生命体ですので本能的に生命を永らえ次世代に命を繋ぐ使命を帯びていますが、それに留まらず自分に備わっている体力・知識・技術・資格・財産などをも活かす事を示唆しております。更に私達は人間社会に暮らしておりますので、自分以外の人或いは物を生かす事によってこそ初めて自分が活かされると説いております。これは将に剣道の金言『活人剣』に通じる教えと理解を致しております。

 私達医師は専門職として毎日診療に携わっておりますが、それは取りも直さず人を生かす行為その物です。元連盟会長伊藤元明先生が常日頃口にされておられる“勝ち負けのみに拘らない理想の剣道”である『王者の剣』の追究を連盟会員皆様で探って参りたいと思います。 

前連盟会長鏡山博行先生の偉大な足跡を辿りながら当連盟が更に発展して行けるように、連盟会長として力を尽くしたいと念じております。特に大学卒業後間もない若い先生方に医師剣道大会への参加を促し、先輩方の剣道談義を拝聴する環境を実現したいと思います。会員皆様の更なるご指導ご鞭撻を心よりお願い申し上げます。

(剣道教士七段・居合道教士六段)